ファイルサーバが汚いと、体まで壊す

今年から新しい客先になったんです。


ドキュメント作成用、プログラム開発用で、2台のPCを付与されました。
結構速いマシンです。
前の客先は、一昔前のPCで、何をするにしても重かった…
もう、この時点でかなり違う感じがしました。


ファイルサーバの中を覗いたとき、凄くびっくりしました。
エクスプローラでフォルダの階層を見て、3秒ぐらいで大体何がどこにあるのか理解できました。


前の客先のファイルサーバは今思えば悲惨でした。
3年ぐらい居たのに、何がどこにあるのか、結局わからないままでした。


基本的にフォルダ名は、年月日でした。
それが、プロジェクトチームのルートとなる場所に、ずらーっと何十個と並んでいます。
この中に、お客さんとの打ち合わせの重要な決定事項などが、txt形式でメモ書きされていました。
営業窓口もやっているリーダーの人は、
「あの打ち合わせは確か冬だったよなー」
とか言いながら、1月ぐらいのフォルダを探したりしてました。


設計書はStep2とPhase2.5というフォルダに入っていました。
日付フォルダの山の中に、埋もれるようにして、その2つのフォルダはありました。
3年居ましたが、Step3とかStep4が作られることはついにありませんでした…
ちなみに、Step2とPhase2.5では、Step2の方が後でしたw


ソースが仕様書が合言葉でした。


別々のフォルダに日付のファイル名で設計書がコピーされてたくさんあるので、
最新っぽい設計書を探し出すのは苦労しました。


その設計書とかが置いてあるファイルサーバの共有名はShareDiskという名前でした。
ローマ字読みして、「しゃれでぃすく」とチーム内では呼んでたりしましたが、
中身のグチャグチャさはぜんぜんシャレになってませんでした。今思えば。


でも、そのチームにいた先輩は、すごく頭のいい人でした。
2人の先輩が居たんですけど、2人とも優秀な方です。
そんな日付フォルダの山の中から、記憶力だけで、一発で目的のファイルを探し当てたりしてました。


私は物覚えが悪いので、とてもじゃないですけど、真似できませんでした。
いつまでたってもファイルの場所は覚えられませんでした。


先輩方は当たり前のように、そんな環境でも、何事も無く仕事をしているので、
設計書の場所すら覚えられない自分が悪いんだ。
自分がバカだからダメなんだなーと思ってました。
ファイルの場所すら覚えられない自分は、仕事に対する意識が低いと思っていました。
早く先輩みたいに、一発でファイルが開けるようになりたいと思っていました。


そんな環境で3年仕事したら、体の調子が悪くなりました。


体を壊した当時は、その環境しか知らなかったので、それが当たり前だと思ってたんです。


新しい客先で、キレイに整頓整頓された設計書を見ていると、
自分が悪いわけじゃなかったんだなーと
今になって思いました。