職場が変わってやっと気がついたこと

前の客先では、自社の先輩と一緒に仕事をしたんですけど、
本当に迷惑をかけっぱなしでした。


仕事の要求レベルが高すぎて、自分の力量ではどうにもならなかった。


正直、すっごく厳しい先輩でした。
話しかけても返事もしてもらえず。
怖い顔で。


仕事が終わったという報告をすると、
一言、
「完璧か?」
とだけ聞きます。


完璧という言葉の重さに押しつぶられました。
私では、どうしても完璧には仕上げられなった。
のくせに、
プログラミングは10年以上やってきた自負があるもんだから、
生意気な口は聞いたりして。


そのプロジェクトでは3年ぐらい仕事したのですが、
とにかく辛かったです。
その先輩がにくったらしくてしょうがなかった。


最後の1年ぐらいで、私が担当して新規で作成していた機能があったのですが、
9割方作ったところで契約期間が切れてしまい、中途半端なままでプロジェクトを離れてしまいました。
今でも、その機能をリリースすることができず、コードを直していると聞きました。


新しい職場の仕事は、自分でもなんとかきっちり終わらせられそうです。
鍛えてもらったおかげだと思いました。
前のプロジェクトのときはずっと、すごくにくったらしいと思ってたんですけど、
今になって、先輩の言ってたことは正しかったなあと、実感しました。


今度は完璧にできるかなあ。
迷惑をかけた分、仕事でお返しできればよかったんですが、
迷惑かけっぱなしで。
もう一緒に仕事する機会も無いだろうから、
挽回する機会は、もう無いんだなあと思うと
どうしようもなく泣けてきます。


今度こそはうまくやりたい。