瓶の中の手紙 - GPSで地球の裏側へ届くかな?

27年前の手紙入り瓶が漂着 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
27年を経て、瓶に入れて流した手紙が届いたというニュースです。


ビンに手紙を入れて、海にながしたことありますか? - Yahoo!知恵袋
実際にやってみたひとはどれぐらいいるのでしょうか。


瓶に手紙を入れて海に流して、どこか遠い国の人が拾ってくれたら…
想像してみると、楽しいですね。


でも、実際に瓶に手紙を入れて海に流しても、ほとんどは近くの浜辺へ打ち上げられてしまうでしょうね。


そこで思いついたのが、瓶にGPSを内蔵して場所を計測しつつ、水中モーターを回して地球の裏側を目指す、ということです。
そういうことやっちゃうとちょっとロマンがない気がしますが、それでも地球の裏側まで届けるのはかなりの難易度なのではないでしょうか。


RS232Cレベルコンバータ内蔵 GPSモジュール - 秋月電子通商
GPSはモジュール化されたものが比較的安価に購入できます。


ミニ水中モーター (単4形タイプ) - 田宮模型
動力はこの水中モーターを使います。
昔、マブチモーターからこれに似た水中モーターが出ていて、プラモデルの船の下にくっつけてお風呂で遊んだ記憶があります。


シリコン太陽電池モジュール 0.5V 500mA - 秋月電子通商
電源には太陽電池を使います。



適当に書いた設計図です。
太陽電池で発電した電力を、ニッケル水素2次電池に充電します。
その電力で、水中モーターを回して推進します。
水中モーターは左右に二機搭載します。
FETでモーターのON-OFFを制御して、片方だけをONにすることで左右に旋回させます。
両方のモーターをONにすれば、直進します。
FETの制御は1チップマイコンで行います。
AVRマイコンがいいかなと思います。
マイコンGPSモジュールから緯度、経度のデータを受け取り、目的地へのルートへ向かうようにモーターの制御を行います。
マイコンには、世界地図を荒くしたものをデータとして入れておく必要があると思います。


昼間は太陽電池ニッケル水素電池を充電して、波にまかせて漂います。
夜は、蓄えた電力でモーターを回し、目的地へ向かいます。


GPSモジュール自体がそれなりに電力を食うみたいなので、GPSで測位するのは5分に1回にするとか、そういう制御が必要そうですね。また、目的地に向かう途中で浜辺に打ち上げられてしまったり、浅瀬で藻が絡まったりしないように、陸地近くに行き過ぎないように制御してやる必要もありそうです。


ボトルメールという形態にこだわりたいので、お酒の空瓶を使います。
中には手紙を書いていれておいて、私の住所を書いておきます。
これを拾った人は、お返事くださいと英語などの複数言語で書いておけばよさそうです。


また、マイコンの脇にスイッチを1個付けておき、切り替えると目的地が変更されるようにします。
拾った方は、スイッチを切り替えて、何か手紙でも詰めて、海にもう一度流してください、とメッセージを書いておきます。
これは何かというと、スイッチ切り替えで、目的地が日本になるようにするわけですね。
また帰ってくるわけです。


こんな感じのものなら、1万円以下で作れそうですね。
やってみようかなー。

これで遠い異国の地に届いたら面白そう。

電子回路をもっとこうしたほうがいいよ!とか、
もっといい案がありましたらコメント欄へお願いします。