VGA出力ファミコンのDAコンバータ部で乗るノイズについて

暗部にざわざわノイズがのっているので、ローパスフィルタをいれてみることにした。
R2RラダーDACのあとに、コンデンサを入れればいいとおもうが、容量はどれぐらいがいいんだろ?

単なるRCフィルタだとして考えると、いまの回路だとRが20kオームぐらいなので、それで計算するとCが1pFでもカットオフ周波数は7MHzぐらいになる。

R成分が大きすぎて、Cの選択幅が無さすぎるようだ。
1pFのコンデンサもあるだろうけど、後段のビデオアンプの入力容量のほうが大きいぐらいじゃないだろうか。

実際、手持ちの部品で一番小さい10pFのコンデンサをつけてみたら、目にみえてぼんやりした映像になった。
縦じまノイズはほとんどかわりなく出ている。

確かに、R2RラダーDACを20k、10kオーム抵抗の組合わせで構成したとき、5VのCMOSICでそれを駆動しても、数百マイクロAオーダーの電流しか流れない。

負荷として軽くていいかなと思っていまの定数にしたが、回路のインピーダンスが高すぎてノイズが飛び込みやすいようにも思える。

1kと2kオームの組合わせぐらいのほうが、ローパスフィルタの造りやすさと、ノイズ耐性の観点から有利なような気がしてきた。

DAC部のすぐとなりではPPUが動いているので、そこからのノイズが飛び込みやすそうだし。
NMOSプロセスでけっこう熱くなるPPUは、たぶん電流をけっこう食ってるはずだし、たくさんノイズをばらまくはずだ。縦じまノイズの発生源はこいつだとすれば、DACのようなアナログ系回路とは離したいところだ。

まあ、R2Rラダーの抵抗値を10分の1にしてみて、電流を10倍流したら、暗部のノイズがどうなるか確認してみようと思う。