JavaScriptでテ○リスを作る 第2回 開発環境をそろえよう

前回、ざっくりとテトリスっぽいものを作りましたが、とりあえずブラウザとメモ帳だけでソースを書いていたので、あまり効率がいいやり方とは言えませんね。開発の手順をつかんだところで、もうちょっと楽に開発できるような環境を作ってみることにしました。

All-In-One Eclipse Galileo (3.5)をインストールする

Pleiades All in One 日本語ディストリビューション (zip) ダウンロード
以上のサイトから、All-In-One Eclipseをダウンロードします。All-In-One Eclipseは、Eclipseによく使うプラグインをインストールした状態で固めてあるとっても便利なヤツなんです。
EclipseをSunのサイトからダウンロードし、インストールして、日本語化プラグインをインストールするなんていう作業は、100万回やってもなんか慣れない気がするんです。SunのEclipseのサイトは、なんかだ迷路のように思えるんですよね。
なので、最初から日本語化されているAll-In-One Eclipseは非常にに便利なんですよね。これの「Standard All in One (JRE なし) 」の、「Platform」を使うことにしました。一番シンプルなパッケージです。今回は、JavaScriptの開発に使うことが目的なので、JavaとかPHPとかのプラグインが入ってないやつのほうが軽くていいはずです。

JSEclipseをインストールする

JavaScriptのコーディングでも、入力補完とか、定義へジャンプしたりする機能を使いたいですよね。そこでJavaScript用のEclipseプラグインをインストールします。JSEclipseは、Adobe製のEclipseプラグインらしいです。
JSEclipseが置いてあったAdobeのサイトには、英語なんでよく意味が分からないのですが「Flex Builderを使えよカス」みたいなことが書いてあり、すでにダウンロードはできなくなっているようなのです。しかし、Eclipseの「新規ソフトウェアのインストール」からインストールすることが可能なようです。

  • Eclipseのメニュの「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択する。
  • 「追加」ボタンをクリックして、以下のURLを「ロケーション」を入力する。

http://download.macromedia.com/pub/labs/jseclipse/autoinstall

  • あとは適当に「次へ」をクリックしてインストールする。

これでJSEclipseがインストールできます。

Subversionプラグインをインストールする

今回のテトリスは、JavaScriptで開発するのですが、はてなブログに生のJavaScriptを貼り付けて公開することはできないようになっていますので、Googleガジェットとして開発します。
Googleガジェットを開発するためには2通りのやり方があります。「Google Gadgets Editor」を使う方法と、自前でコードをホストする方法です。「Google Gadgets Editor」を利用すると、Web上からコードを編集でき、同時にコードをGoogleのサーバでホストしてくれます。しかし、ちょっと使ってみた感じだと結構重たいということと、保存するとなぜかコード中の半角スペースが無くなってしまったりして、動作が不安定な印象でした。
そこでコードは、Google code hostingにコミットして、それをGoogleガジェットから参照するようにします。
Google code hostingとは、Googleが提供しているSubversionリポジトリみたいなものです。ここにコードをコミットできるように、EclipseSubversionプラグインをインストールします。この作業も幾度となくやってる気がするんですが、毎回迷いますなー。

あとはコードをガリガリ書く!

コードを書いて、Google code hostingにコミットして、コミットしたソースのURLをGoogleガジェットに送信すれば、iGoogleにガジェットとして追加できるようになります。次回はこの辺の手順もまとめて書いておこうと思います。